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2026-08-27

涼しくなったのに、なんだか疲れている? 秋の養生におすすめのツボ


「暑さが落ち着いてきたから、そろそろ体も楽になるかな。」

そう思っているのに、

「なんとなくだるい」

「疲れが抜けない」
「朝からすっきりしない」

そんなことはありませんか?

9月になると、朝晩は少しずつ涼しくなってきます。

でも、体は気温が下がったからといって、すぐに元気を取り戻せるわけではありません。

夏の間にたまった疲れが、涼しくなってから出てくることがあります。

夏の間、体は思っている以上に頑張っています

暑いと汗をかきます。

暑さそのものでも体力を使いますし、冷房の効いた部屋と暑い外を行ったり来たりすることも、体にとっては負担になります。

さらに、

・冷たい飲み物をよく飲む
・冷たいものなら食べやすいので、つい続いてしまう
・夜も暑くて、睡眠が浅くなる

そんな夏の習慣が続くことで、胃腸にも負担がかかります。

8月の記事でもお話ししたように、夏は暑いからこそ、胃腸をいたわることが大切です。

涼しくなったら、体を立て直す

東洋医学では、食べたものから気や血をつくる働きを「脾」や「胃」が担っていると考えます。

夏の間に胃腸が疲れていると、食べているのに元気が出ない、体が重い、といったことにつながることがあります。

だから9月は、何かを無理に「足す」よりも、まずは夏に疲れた体を立て直すこと。

冷たいものを少し控えて、温かいものを食べる。

食べ過ぎず、よく噛んで食べる。

そして、少しずつ睡眠を取り戻していく。

夏の生活から、秋の生活へ。

体もゆっくり切り替えていきます。

秋は「肺」と関わりの深い季節

東洋医学では、秋は「肺」と関わりの深い季節と考えます。

秋が深まるにつれて空気が乾いてくると、

・喉が乾燥する
・肌が乾燥する
・鼻や喉が敏感になる

などの変化を感じる方もいます。

夏の疲れが残っているところへ、今度は秋の乾燥。

季節が変われば、体も少しずつ変化していきます。

そんな秋の養生として、覚えておきたいツボがあります。

肺経のツボ「太淵(たいえん)」

太淵は、手首にある肺経のツボです。

場所は、手首の親指側。

手首のしわのあたりで、親指側にある動脈の拍動を感じるところにあります。

太淵は、東洋医学では「肺経の原穴」とされるツボです。

秋の養生のひとつとして、場所を覚えておくとよいでしょう。

自宅でできる養生に「せんねん灸」

当院では、ご自宅でできる養生のひとつとして、せんねん灸をおすすめすることがあります。

太淵のようなツボに、温かいお灸をする。

それだけでも、自分の体に意識を向ける時間になります。

お灸は、熱さを我慢する必要はありません。

心地よく温かく感じる程度で十分です。

熱いと感じた場合は、すぐに外してください。

また、お灸をする場所や数は、その日の体調によって変えてもかまいません。

「今日はここが気持ちいいな」

「いつもより熱く感じるな」

そんな体の変化を感じながら行うのも、養生のひとつです。

※お灸は製品の使用方法・注意事項を確認して使用してください。皮膚に異常がある場合や、熱さを感じにくい場合などは使用を控えてください。

ツボは「ここだけ見ればいい」ものではありません

ここは少し大切なところです。

東洋医学では、症状があるから、その症状に対応するツボを使えばよい、と単純に考えるわけではありません。

経絡治療では、脈などからその方の体の状態をみて、必要な経絡やツボを選んでいきます。

太淵も、誰にでも同じように使うというものではありません。

今回ご紹介した太淵は、ご自宅でできる秋の養生のひとつとして覚えておいてください。

夏の疲れを、秋まで持ち越さない

「涼しくなったのに、なんとなく調子が悪い。」

そんなときは、夏の疲れがまだ体に残っているのかもしれません。

まずは食事や睡眠を整えること。

そして、季節の変化に合わせて、少しずつ生活を変えていくこと。

特別なことをするよりも、毎日の小さな養生を続けることが大切です。

夏を終えた体をいたわりながら、ゆっくり秋へ。

季節が変わるときは、体も変わるときです。

気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。


札幌・宮の森で経絡治療を専門に行っている鍼灸院です。

脈診を大切にしながら、体全体の巡りと土台のバランスを整えています。

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2026-07-27

暑いのに、お腹は冷えているかもしれません。

夏こそ胃腸をいたわる養生

「暑いから、体も温まっている。」

そう思っていませんか?

実は夏は、体の中と外で温度差が生まれやすい季節です。

暑さから体を守るため、血液は皮膚の近くを流れて熱を逃がそうとします。

その状態でエアコンの効いた部屋に長くいると、体の表面で冷えた血液が体の中へ戻り、お腹を冷やしやすくなることがあります。

東洋医学では、このような状態が続くと
「脾(ひ)」や「胃」の働きが弱りやすいと考えます。

暑いのに食欲があるから大丈夫?

夏は暑さだけでも体力を使います。

そのため、お腹が空きやすいと感じる方も少なくありません。

しかし、「食欲があること」と「消化する力」は別の話です。

消化する力が落ちているところへ、

・揚げ物
・焼肉
・冷たい飲み物
・アイスクリーム

などを続けてしまうと、胃腸はさらに疲れてしまいます。

夏の胃腸を守るために

夏は無理に食べるよりも、

・腹八分目を心がける
・冷たいものを摂りすぎない
・温かい汁物を一品加える
・よく噛んで食べる

といった小さな工夫が、胃腸への負担を減らします。

東洋医学では、「脾胃は後天の本(こうてんのほん)」といわれ、食べたものから気や血をつくる大切な働きを担っています。

だからこそ、暑い夏でも胃腸をいたわることが、その後の体調にもつながります。

夏の疲れを秋まで持ち越さないために

「なんとなく疲れが抜けない。」

「食欲はあるのに、体が重い。」

そんなときは、胃腸が疲れているサインかもしれません。

夏の過ごし方は、秋や冬の体調にも影響します。

暑い時期だからこそ、胃腸を休ませる時間も大切にしてみてください。

気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。



札幌・宮の森で経絡治療を専門に行っている鍼灸院です。
脈診を大切にしながら、体全体の巡りと土台のバランスを整えています。

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2026-07-04

『冬病夏治(とうびょうかち)』って、ご存じですか? 夏は冬の不調に備える季節です。


「冬病夏治(とうびょうかち)」とは、東洋医学の考え方の一つです。

文字どおり、「冬に悪化しやすい不調を、夏のうちから整えておく」という意味があります。

「夏なのに、冬の話?」

そう思われるかもしれません。

でも、体の陽気(ようき)が最も充実する夏は、気血の巡りも活発になり、体質を整えやすい時期と考えられています。

そのため、冬になると繰り返しやすい不調がある方にとって、この夏は体づくりを始める良いタイミングです。

冬になると、こんな症状はありませんか?

・手足が冷えてつらい
・毎年風邪をひきやすい
・副鼻腔炎や鼻づまりを繰り返す
・咳が長引きやすい
・生理痛がひどくなる
・腰や関節が冷えると痛む

このような症状は、寒くなってから対処するだけでは、毎年同じことを繰り返してしまうことがあります。

夏だからこそ始める体づくり

東洋医学では、症状が落ち着いている時期に体質を整えておくことも大切にしています。

もちろん、すべての症状が夏の間に改善するという意味ではありません。

しかし、体の状態を整えておくことで、冬をより快適に過ごせる可能性があります。

「冬になってから何とかしよう」ではなく、

「今年の冬は少しでも元気に過ごしたい。」

そう思われる方は、この夏から体づくりを始めてみませんか。

季節に合わせて体を整えることも、東洋医学の大切な養生の一つです。

東洋医学では、「症状が出てから治す」のではなく、「症状が出にくい体を育てる」ことも大切に考えます。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

夏は暑さで体力を消耗しやすい季節でもあります。次回は、「夏こそ気をつけた
い胃腸の養生」についてお話しします。


札幌・宮の森で経絡治療を専門に行っている鍼灸院です。
脈診を大切にしながら、体全体の巡りと土台のバランスを整えています。

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2026-06-02

6月にむくみやすくなる理由。体の“水の巡り”が落ちています

朝、顔がむくむ。

夕方になると足が重い。

なんとなく体全体がすっきりしない。

そんな感覚が出てきていませんか?

5月のだるさとつながっています

前回、5月のだるさについて書きましたが、この時期の不調はその延長にあります。

キーワードになるのは、

「湿(しつ)」=体にたまる余分な水分

です。

東洋医学では、水分の巡りをコントロールしているのが

「脾(ひ)」=胃腸の働き

と考えます。

5月から6月にかけては、

・湿度が上がる
・気圧が下がる
・体の働きが重くなる

といった影響で、この「脾」の働きが落ちやすくなります。

梅雨のない札幌でも、この時期はむくみやだるさを訴える方が少なくありません。

すると体の中で水分がうまく動かなくなり、結果として「むくみ」として現れてきます。

こんな状態はありませんか?

・指で押した跡がなかなか戻らない
・朝は顔がむくむ
・夕方になると足が重い
・体が重だるい
・食欲が落ちている

これらは、水の巡りが落ちているサインかもしれません。

むくみを悪化させる習慣

この時期にやりがちなのが、

・冷たい飲み物を増やす
・甘いものをとる
・動く量が減る

といった行動です。

どれも胃腸の働きを弱め、水の巡りをさらに悪くしてしまいます。

この時期の養生法

対策としては、

・温かいものをとる
・軽く体を動かす
・胃腸に負担をかけない

この3つが基本になります。

特別なことをするよりも、まずは毎日の生活の中で無理なく続けられることが大切です。

むくみは体からのサイン

むくみやだるさが続く場合は、体のバランス自体が崩れていることもあります。

その場合は、「脾」の働きを整え、水の巡りを回復させることが大切です。

6月の不調は放っておくと、夏バテやその後の体調不良につながることがあります。

「なんとなく重い」「以前より疲れやすい」

そんな状態が続く方は、早めに整えておくことをおすすめします。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。



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脈診を大切にしながら、体全体の巡りと土台のバランスを整えています。

そのむくみ、6月のせいかも

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2026-05-01

春の不調が抜けない方へ。5月は“肝”から“脾”への切り替え時期です


最近、なんとなくだるさを感じていませんか?

4月が終わって暖かくなってきたのに、

・なんとなくだるい
・朝からスッキリしない
・やる気が出ない

そんな状態が続いていませんか?

札幌ではこの時期、こういったご相談が増えてきます。


5月に増える“なんとなく不調”の正体

実はこれ、気のせいではなく
体の“季節の切り替え”によるものです。

春は「肝」の働きが中心となり、
自律神経の揺れやイライラ、目の疲れなどが出やすい時期でした。

そして5月に入る頃から、体は次の段階へ移ります。

それが
「脾(ひ)」=胃腸の働きが中心になる時期です。


ただ、この切り替えがスムーズにいかないと
春の不調を引きずったまま、胃腸に負担がかかります。

その結果、体の中に余分な水分がたまりやすくなります。

東洋医学ではこれを
**「湿(しつ)」**と呼びます。


湿は「重い」「停滞する」という性質があるため、

・体が重だるい
・眠い
・むくむ
・食欲が落ちる
・甘いものが欲しくなる
・便がゆるい

といった症状が出てきます。


特に札幌は、雪解け後で環境の水分量も増え、
さらに寒暖差も大きいため、胃腸が影響を受けやすい時期です。

そのため本州の梅雨ほどではなくても、
5月から湿の影響はしっかり出てきます。


この時期にやりがちなのが、

・冷たい飲み物を増やす
・甘いものをとる
・考えすぎて頭を使いすぎる

といった行動です。

どれも「脾(胃腸)」の働きを弱め、
湿をため込みやすくしてしまいます。


対策としては、

・温かいものをとる
・朝に白湯を飲む
・軽く汗ばむ程度に体を動かす

これだけでも、体の重さは変わってきます。


ただ、すでにだるさや不調が強い場合は
セルフケアだけでは抜けにくいこともあります。

その場合は体のバランスを整えて、
「脾」の働きを助けてあげることが大切です。


5月の不調は気合いの問題ではなく、
体の季節変化によるものです。

「なんとなく調子が悪い」が続く方は、
早めに整えておくと、その後の夏がかなり楽になります。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

LINEからのご予約・ご相談も可能です(プロフィールからご確認いただけます)


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2026-04-01

4月の体調のゆらぎに ー寒暖差と自律神経を整える東洋医学の考え方ー


4月は環境の変化が多い季節です。


札幌でも雪が解け、気温差が大きくなり、体も少しずつ春に適応していく時期です。

この時期は

なんとなく体がだるい  
・眠りが浅い  
・気分が不安定  

といった、はっきりしない不調を感じる方が増えます。

春の不調はなぜ起こるのか


こうした不調の背景には、寒暖差や環境の変化による自律神経のゆらぎがあります。

東洋医学では、春は「肝」の働きが関係すると考えます。

肝は

・気の巡り  
・感情  
・自律神経の働き  

と深く関わっています。

そのため春は、体も心も揺れやすい季節になります。

札幌の春は体に負担がかかりやすい


特に札幌の春は

・朝晩の冷え  
・日中との寒暖差  
・雪解け後の環境の変化  

が重なりやすく、体にとっては負担のかかる時期でもあります。

大きな症状として出る前に、こうした変化はすでに体の中で始まっています。

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実際に来院される方の中には

「特に不調はないのですが、診てもらいたくて」

とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

東洋医学では、こうした状態のときこそ整えやすいと考えます。

はっきりとした症状として現れる前の段階は、体のバランスも大きく崩れていないため、無理なく整えていくことができます。

逆に、不調が強く出てから整えようとすると、少し時間がかかることもあります。

東洋医学の「整える」という考え方


大切なのは、症状を強く抑えることだけではなく、体全体の巡りやバランスを整えることです。

その結果として、不調が出にくい状態をつくっていくというのが東洋医学の考え方です。

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宮の森すまいる治療院では、脈診を大切にしながら、体全体の巡りを整える施術を行っています。

小さな変化の段階からでも、お気軽にご相談ください。

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季節の変わり目は、体がゆらぎやすい時期です。

大きな不調になる前に、少し立ち止まって体を整える、そんな選択もあるかもしれません。

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ご予約はLINEから承っています。

ご希望の日時をいくつかお送りいただけると、ご案内がスムーズです。




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2026-03-10

春の寒暖差でだるい・眠れない ― 東洋医学からみる自律神経と肝のゆらぎ ―

春の寒暖差で自律神経が乱れるイメージ

春の寒暖差で「だるい」「眠れない」と感じていませんか?

札幌の3月は、朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きく、自律神経が乱れやすい季節です。

この寒暖差は、思っている以上に体に負担をかけています。

最近、

・なんとなくだるい
・眠りが浅い、夜中に目が覚める
・イライラしやすい
・気分が安定しない

そんな変化はありませんか?


春は自律神経が乱れやすい季節

寒暖差が大きいと、体は体温を一定に保とうとして交感神経と副交感神経を頻繁に切り替えます。

この切り替えが続くことで、

「理由はないけれど疲れている」
「眠っても回復しない」

という状態が起こりやすくなります。

特に更年期は、ホルモンの変化に加えて自律神経も揺らぎやすい時期です。

そこに春の寒暖差が重なると、ゆらぎが強くなることがあります。

夜中に足がつることも、巡りのゆらぎの一つです。
足がつるということ


東洋医学では「肝」の季節

東洋医学では、春は「肝」の季節と考えます。

肝は、気や血の巡りを調整し、全身のバランスを保つ役割を担います。

巡りが滞ると、

・肩こり
・頭痛
・強いイライラ
・不眠
・更年期症状の悪化

といった形で現れることがあります。

これは体が弱いのではなく、変化に適応しようとしているサインです。


春の自律神経の乱れは小さなサインのうちに整える

「そのうち落ち着くだろう」と思っているうちに、

慢性的な疲労感や不眠へとつながることもあります。

春の寒暖差による自律神経の乱れは、一時的なものと思われがちですが、整えておくことで季節の変わり目を穏やかに過ごしやすくなります。

不調が出てからではなく、定期的に整えていくという考え方もあります。
歯のメンテナンスと体のメンテナンス

強く変えるのではなく、巡りを静かに整えていく。

春を軽やかに過ごすために、早めに土台を整えておくことも大切です。

季節の変わり目は、体がゆらぎやすい時期です。
不調が大きくなる前に、体を整えるという選択もあります。

ご予約はLINEからお気軽にご相談ください。

現在のご予約状況についても個別にご案内しています。


2026-03-02

整えるということ


 

― 不調を消すのではなく、戻る力を支える ―

「整える」とは、どういうことでしょうか。

痛みを取ること。
症状をなくすこと。

もちろんそれも大切です。

けれど東洋医学では、
もう少し違う視点で体をみています。


不調は、結果であることが多い

肩こりや不眠、のぼせ、冷え。
それらは突然あらわれるのではなく、
体の巡りや土台のゆらぎが重なった“結果”として出てきます。

症状だけを追いかけると、
一時的には軽くなっても、また繰り返すことがあります。

整えるというのは、
その背景にあるバランスに目を向けることです。


巡りと土台

東洋医学では、体を流れる「気血」の巡りと、
体を支える「腎」の力を大切に考えます。

特に更年期世代では、
巡りが上に偏ったり、土台が少し弱くなったりすることがあります。

のぼせと冷えが同時にある。
眠りが浅いのに疲れが抜けない。

それは体が乱れているというより、
少しアンバランスになっている状態です。

整えるとは、その偏りを静かに戻していくことです。


脈からみる“いま”

当院では、脈を拝見しながら体全体を判断します。

強すぎるところは少し落ち着かせ、
弱いところはそっと支える。

必要なところに、必要なだけ。

強く変えるのではなく、
体が本来持っている力が働きやすい環境を整えていきます。


未病の段階で

東洋医学には「未病」という考えがあります。

まだ大きな病気ではないけれど、
なんとなく整わない状態。

この段階で整えることができると、
体は穏やかに安定していきます。

整えるとは、
今ある不調を消すこと以上に、
これからを心地よく過ごすための準備でもあります。


からだは本来、戻ろうとする力を持っています。
その力を信じ、静かに支えること。

それが、当院の考える「整える」ということです。

脈診については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
→「脈診とは何か


3月のゆらぎに、そっと整えるという選択 ― 更年期世代の春養生 ―


更年期世代の方から、3月になるとよく伺うご相談があります。

北海道の3月は、光こそ春めいてきますが、風はまだ冷たく、朝晩は冬の名残も感じる季節です。

季節が動き出すこの時期、

・なんとなく気分が落ち着かない
・少しイライラしやすい
・眠りが浅い
・顔がほてることがある
・首や肩が張りやすい

そんな変化を感じることはありませんか。

「年齢のせいかしら」と思うこともありますよね。
けれど実は、春という季節の影響も、そっと重なっています。


春は、体のエネルギーが外へ向かう季節

春は、草木が芽吹くように、
体の中のエネルギーも自然と外へ向かいます。

東洋医学では、この働きを「肝(かん)」といいます。

本来はのびやかで前向きな力ですが、
寒暖差や忙しさが重なると、少し強く出すぎることがあります。

すると、

ほてり
気分のゆらぎ
頭や首の張り

といった形であらわれることがあります。


更年期は、土台がゆっくり変わる時期

年齢とともに変化していく体の土台を、東洋医学では「腎(じん)」と呼びます。

更年期は、その土台がゆるやかに移り変わる時期。

そこへ春の“上へ動く力”が加わると、
少しアンバランスになりやすいのです。

弱っているというより、
ちょうど調整している途中、と捉える方が自然かもしれません。


北海道の3月に大切なこと

春の気配はあっても、足元はまだ冷える北海道。

上半身がほてりやすい時ほど、

・足首やお腹を冷やさない
・首の後ろを冷たい風から守る
・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
・朝に軽く伸びをする

そんな小さな心がけが、体を落ち着かせてくれます。

がんばる養生より、
ゆるめる養生を。

それが、この季節のコツです。


体のバランスは、外からは見えません。
けれど脈やお腹には、今の状態があらわれます。

脈診については、こちらの記事でも少し詳しくお伝えしています。

→「脈診とは何か

宮の森すまいる治療院では、脈やお腹の状態を丁寧に拝見し、

症状だけでなく、全体の巡りを整えることを大切にしています。

更年期は、体が次の段階へ移ろうとする大切な時期。
その変化を穏やかに支えることも、ひとつの養生です。

当院は完全予約制で、
お一人ずつ静かな時間の中で施術を行っています。

3月は季節の変わり目ということもあり、ご予約がやや動きやすい時期です。
「少し整えておこうかな」と感じたときに、思い出していただければ幸いです。

春は、整え直すのにちょうどよい季節です。

脈診とは何か


脈診とは何か

― 体の現在地を知るということ ―

鍼灸では、手首にそっと触れて脈をみます。

血圧や脈拍数を測るものとは少し違い、
東洋医学でいう「脈診」は、体全体のバランスを知るための方法です。

強いか弱いか。
深いか浅いか。
張りがあるか、やわらかいか。

その微細な違いから、今の巡りの状態を読み取ります。

特別なことのように感じられるかもしれませんが、
脈は本来、とても素直なものです。
体の状態は、指先に静かに伝わってきます。


脈は「今」を映すもの

脈は、その人の体質だけでなく、
その日の疲れや緊張、季節の影響までも映します。

春は少し張りが出やすく、
冬は内に沈みやすい。

脈は、体の“現在地”を教えてくれます。


症状だけでは見えないこと

肩こりやのぼせ、眠りの浅さ。

同じ症状でも、原因となるバランスは人それぞれです。

巡りが滞っているのか。
土台がやや不足しているのか。
気が上に偏っているのか。

脈をみることで、その違いが見えてきます。

だからこそ当院では、
症状の強さだけでなく、まず脈を大切にしています。


経絡治療と脈診

当院では、伝統的な「経絡治療」という方法を行っています。

経絡治療は、体を流れる気血のバランスを整える治療法です。
そしてその判断の軸となるのが脈診です。

脈をみて、
どの経絡が弱いのか。
どこが過剰なのか。
どこから整えるのが自然か。

刺激は強ければよいわけではありません。
必要なところに、必要なだけ。

脈は、整える方向を示す“地図”のような存在です。


未病の段階で整える

体のバランスは、自分ではなかなか分かりません。

けれど脈には、
まだ症状になっていない小さな偏りもあらわれます。

東洋医学には「未病」という考えがあります。
不調が大きくなる前の、静かなサインの段階です。

脈診は、その段階に気づくための手がかりになります。

整えることは、
不調をなくすことだけではありません。

これからを穏やかに過ごすための準備でもあります。


当院は完全予約制で、
静かな時間の中、脈を丁寧に拝見しています。

脈は、からだの声です。
その声を聞くことから、整えることは始まります。

涼しくなったのに、なんだか疲れている? 秋の養生におすすめのツボ

「暑さが落ち着いてきたから、そろそろ体も楽になるかな。」 そう思っているのに、 「なんとなくだるい」 「疲れが抜けない」 「朝からすっきりしない」 そんなことはありませんか? 9月になると、朝晩は少しずつ涼しくなってきます。 でも、体は気温が下がったからといって、すぐに元気を取り...