忙しさにかまけて、久しぶりの更新になってしまいました。
今回は「足がつる」という表現についてです。
「つる」という漢字はどう書くのでしょう。
「釣る」?「吊る」?
正解は「攣る」。
「痙攣(けいれん)」の「攣」です。
つまり、筋肉のけいれんということですね。
先日、英語圏出身の患者さんがいらした際、この「足がつる」という表現がなかなか伝わらず、説明をしていると、
“Charlie horse” だよ。
と教えてくれました。
直訳すると「チャーリーという名の馬」。
語源にはいくつか説があり、メジャーリーガーのチャールズ・ラドボーンに由来する説や、球場整備をしていた馬の名前がチャーリーだったという説などがあるそうです。
言葉の背景を調べるのは、なかなか面白いものです。
さて、東洋医学では「足がつる」状態は、単なる筋肉の問題とは考えません。
血の不足や巡りの停滞、あるいは肝や腎の弱りが関係していることがあります。
特に
・夜中に足がつる
・疲れがたまると起こる
・冷えると悪化する
といった場合は、体の土台のゆらぎのサインかもしれません。
ドイツやイタリアではぎっくり腰を「魔女の一撃」と表現するそうです。
私も経験がありますが、まさに“突然の一撃”。
けれど、その一撃の前には、必ず小さな違和感があります。
足がつるのも同じです。
大きな不調になる前に、体は小さな合図を出しています。
そのサインを見逃さず、静かに整えていくこと。
それが、経絡治療の役割のひとつだと感じています。
▶ 当院について
